スマホサイトのあり方

Posted by 角谷 仁 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、知人から「最先端のスマホサイトってどんなサイト?」と意見を求められました。今回はモバイルファーストの観点から、私の考える素晴らしいスマホサイトのあり方について記事にしてみました。今回は個人的な希望も含んでいることをご了承頂けると嬉しいです。また、今後は事例もご紹介していきたいと思います。

 

私が考える「最先端のスマホサイトのあり方」は、一言で表すと

とにかく便利(すごく面白い、泣ける、も含む)

です。

極端な例を出すと、↑のようなサイトです。

サイトにアクセスしたらトップページに自分がその時その瞬間欲しいと思ったドンピシャの商品が表示されていて、ボタンを一回押すだけですぐ届く、というものです。これは、例えばライフログ系のツールと連携していたり、自分のお気に入りや行動履歴などと連動していれば技術的にはできなくもないと思います。

 

すべてのサイトが、「とにかく便利」になるわけではないと思いますが、スマホサイトは少しでも便利になる工夫がされているべきと考えています。

 

世の中にはいろんなスマホサイトがありますが、まだ改善の余地があるものも多いと思います。

 

従来の概念を変えずに、ただレイアウトやデザインの改修について議論しても、ユーザビリティは大して変わらないケースが多いです。例えばPC用に長い入力フォームがあったとして、それをそのままスマホ用にレイアウトする場合。デザインやレイアウトで多少の差はあれ、項目数や遷移数、入力方法が変わらなければストレスは大して変わらないと思います。

 

そこで発想を変えれば、スマホでは「お気に入り」「ブックマーク」までをゴールとし、あとはPCで入力してもらうということも検討できます。また、スマホでは最低限の情報を入力させて、その他の情報はPC版で入力させる、というのもいいかもしれません。
レイアウトも大事ですが、本当にそれで便利なのか、コンテンツや機能性をよく検討することが大事だと思います。あらゆるサービスが以下のように出来れば、世の中が便利になりそうです。

 

・いつでもどこでもボタン一つで商品が買える
・申込もボタン一つでできる
・いまいる場所で使えるクーポンがすぐ手に入る
・店舗に入ったら事前に購入した商品を店員さんが持ってきてくれる
・読みたい時に読みたかった本がすぐ読める
・調べたい時に欲しい情報が勝手に出てくる
・暇な時に遊べる

など。

 

これは、一企業にとってはとても障壁が高いことです。
なぜなら、時にはサービスそのものの在り方や、これまで築いてきた仕組み・システムを大幅に見直す必要があるからです。ただ、そこには圧倒的な利便性を提供できる可能性が眠っていると思うとワクワクしますよね。

 

そういう意味では、私を含めたweb制作の人たちはテクノロジー面からサービスの実現性について意見することができるので、企業と一緒にサービスのあり方そのものを検討する機会が増えてくるのかもれないですね。(そういえば、最近そういうケースがとても増えたように思います)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加