スマホで来店してもらうために気をつけないといけない3つのポイント

Posted by 服部 丈 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スマートフォンを利用した施策を真剣に考えている企業の数は、日増しに増えております。020のソリューション提供も増加し、実店舗を持つ企業にとってもスマホは次なる「宝の山」ではないでしょうか。今回はそんな施策を考える上で、忘れてはならないポイントについて紹介していきます。
 

 

しっかりと動機付けができているか

 
スマートフォンを通じてユーザーとつながることができても、それはまだスタートでしかありません。少なくともお店まで運んでもらえるような施策を講じる必要があります。簡単なものならクーポンの発行やタイムセールの設定、大掛かりなものになればストアイベントなどなど。ただ情報を届けるのでなく、相手の欲求のトリガーとなるようなアイデアが必要になります。
 

接触のタイミング適切か

 
大きな動機(例:割引率の高いセール)がない限り、顧客はメルマガやスマホアプリなどで情報を受け取ってもすぐに忘れてしまいます。相手がどういうタイミングで情報を見るかを、しっかりとインサイトを探って設計しないといけません。
 
たとえば昼食の少し前の時間帯に、SNSやアプリを通じてランチの情報を流したり、退勤時間帯にビールや食事の情報を流したりすることが一例です。暑い日には涼しさを強調する商品の情報を流す絶好のタイミングとなります。
 
そういった状況の変化に柔軟に対応し、適切にお客さまへ情報を届けること。そして、それをリアルタイムで受け取ることができるのが、スマホならではの施策となるのではないでしょうか。
 

最適な情報を提供しているのか

 
前項にもつながる話ですが、男性に化粧品を勧めてもなかなか購買する機会は生まれないでしょう。相手が何者か、どんな志向があるかというデータを有効に活用することが大事になるでしょう。
 
そういった技術はビッグデータに代表されるように、一般にも浸透しつつあります。もちろん、これまでのノウハウ(この時期は、こういうお客さんが多い)を生かすことも効果的。お客さまに資することを第一に考え、必要なものを手渡すことが必要です。これは当然のことでもありますが、多くの情報を目にするスマホというメディア上では、重要な鍵を握ります。
 

最後に

 
スマートフォンはいつでもお客さまと接することを可能としますが、裏を返せばユーザーはそういった情報の波の中にいるということです。そこで通常の宣伝を何も考えずに流せば、それはスパムとしか判断されないでしょう。本当に必要なものを、必要になるタイミングで提示する。当然のことのようですが、なかなかうまくできない大原則を守ることが成功への近道です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加