「スマホ×ソーシャル」 チェックしたい4つのポイント

Posted by 服部 丈 

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スマートフォンとソーシャルメディアは、互いの利点を生かしながら人々の生活に欠かせない存在へと進化しています。スマートフォンサイトやアプリの制作、キャンペーンサイトの立ち上げなどでも、各種SNSとの連携は欠かせません。今回は「スマホ×ソーシャル」を考える上で、チェックしたポイントをご紹介いたします。

 
スマホ×ソーシャル

 

コンテンツやサイトの性質

SNS上で共有されるためには「誰かに教えてあげたい」という要素が必要になります。シェアされた後に興味を引くような写真、もしくはお得なキャンペーンの情報など。単純に「面白い」「楽しい」だけでなく、それを共有することで話題になるようなコンテンツである必要があります。単純にキャンペーンへ応募するだけでしたらソーシャルの要素を加味する必要がないケースもあるので、コンテンツの内容を踏まえてソーシャルの要素をプラスするか否かを考慮する必要がありますね。

 

置かれたシチュエーション

スマホでフォームに名前や住所を入力するためには、PCよりも多くの障害が待ち受けています。操作性や通信速度など、離脱の原因になる場合も多々あるのではないでしょうか。SNSと連携させることで追加の作業が発生するとしたら、それはユーザーにとっては望ましくないものになる可能性があります。狭い店内や足を止めにくい大通りなど、ユーザーが置かれた環境を考えて、サイトやアプリがどのように利用されるのかを考えなければいけません。ワンステップ増やすことでスマホならではの現場性や、リアルタイム感が損なわれてしまっては本末転倒となってしまいます。

 

ユーザー層

FacebookやTwitterなど、SNSによってユーザーの年齢層や特性、行動傾向は大きく変わってきます。サイトやアプリを制作するにあたっても、バイラルな拡散を狙う場合はターゲット層に合わせた連携を考えないといけません。もちろんコンテンツなど内容と、SNSの親和性もチェックしなければいけないポイントの1つです。
SNSもスマホも都市部での普及が早く、地方までを視野に入れた場合は通常のフィーチャーフォンなども有効になります。そういった状況の見極めも必要ですね。

 

他メディアとの連携

TV番組を見ながらスマホを利用して検索したり、そのままキャンペーンに応募したりするケースが増えています。高機能かつ持ち運びが自由なスマホならではの、使われ方ではないでしょうか。
他のメディアで大きな注目を浴び、スマホでWebへ流入。SNSへの流入を促して、固定ファンになってもらうというのは一連の流れになっています。スマホ上でのWebの動き、そしてSNSなどを単体として考えるのではなく、全体の中で向き・不向きを把握して、うまく補完しあいながら効果を最大化することが肝心です

 

まとめ

「スマホ×ソーシャル」というケースをはじめ、Webやリアルの世界で企業とユーザーを結ぶチャネルは多様化し、それぞれの境界があいまいになっています。スマートフォン向けにサイトを制作、あるいはアプリを作る場合にも最終的な目的をしっかりと設定することが大切です。そして、その中でスマホならではの施策を打っていくべきでしょう。

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